B5版63頁 頒価1,000円
表紙題字:杉本苑子
開削350年・史跡指定記念刊行
小平市玉川上水を守る会編

    2005年2月1日開設

はじめに
玉川上水事典目次
玉川上水略年表
玉川上水散策絵図
玉川上水の野草
玉川上水の蝶と野鳥
玉川上水今昔
小平市玉川上水を守る会年表  
在りし日の範多農園を訪ねて
小平市内を流れる玉川上水


鷹野橋から

玉川上水は江戸の人口急増に対応するため、三代将軍徳川家光の時代から計画され、承応2年(1653)4月4日着工。

248日間の工事の後、同年11月15日、多摩川羽村取入口から四谷大木戸まで高低差92メートル、全長約43キロを完成させた上水路である(『上水記』による)。

その規模はローマ水道に匹敵するといわれ、近世 ・近代初期の江戸・東京の都市給水を支えただけでなく、分水は武蔵野台地の生活用水・灌漑用水として農民の生活を豊かなものにした。

昭和40年(1965)水路の一部は役割を終えたが、貴重な歴史的土木文化遺産であり、周辺の雑木林を含めた豊かな自然環境としての価値は大きい。

その保護 ・保全、回復のため平成11年(1999)には東京都歴史環境保全地域、平成15年(2003)には国の文化財(史跡)に指定された。





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玉川上水絵地図:東京都水道局資料より

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