Ｂ５版63頁　頒価1,000円
開削350年・史跡指定記念刊行
小平市玉川上水を守る会編

	は　じ　め　に	日光橋付近の玉川上水 玉川兄弟の像
・はじめに ・玉川上水事典目次 ・玉川上水略年表 ・玉川上水散策絵図 ・玉川上水の野草 ・玉川上水の蝶と野鳥 ・玉川上水今昔 ・小平市玉川上水を守る会年表　　 ・在りし日の範多農園を訪ねて	私たちが小平玉川上水を守る会を結成したのは、東京が深刻な渇水、給水制限の危機に見舞われ、 玉川上水の流水が完全にストップするという事態に立ち至った時でした。 何とかして玉川上水の水と緑を守りたいという一心で会は誕生しました。 昭和49年（1974）夏のことです。彫刻家・平櫛田中、俳人・中村貞女、作家・杉本苑子の方々も賛同し、顧問として名を列ねていただきました。 以来、会は玉川上水の自然保護回復 ・保全のために微力ながら活動を続けて参りました。玉川上水はその後、東京都歴史環境保全地域、国の文化財（史跡）に指定され、保全・回復の方向は見えてきました。 折しも玉川上水は開削350年を迎えています。歴史的な顕彰、上水保護の重要性はますます増していると考えます。 会の発足から30周年を迎えるに当たり、『玉川上水事典』を刊行いたしました。杉本苑子さんに表紙題字を寄せて頂いたことを感謝します。 事典の項目選定に当たっては、開削以来350年の歴史、人物、事物だけでなく、 現代の環境問題、市民運動、社会的事件までとりあげました。 玉川上水の歴史については依然、謎、疑問だらけで未解明な部分が数多く残されています。 そういった部分については なるべく諸論併記を心がけたつもりです。 引用個所で 現代表記に直したところがあります。会員分担で執筆しましたが、調査検証不十分な点も多いかと思います。皆様のご指摘をお待ちしております。　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2004年９月　小平市玉川上水を守る会 　　　　　　　　目次へ戻る
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