庄司徳治コレクションより

軍事暗渠(昭和の森北側)
暗渠にされた玉川上水
暗渠部分の上は放置状態の昭和50年代
緑地と歩道に整備されていると現在

マップ参照
拝島駅から2キロほど下って来た辺りで玉川上水は突如地下にもぐって暗渠となってしまう。

昭和パブリックゴルフコースの北側だ。暗渠の手前で水路は1メートルほど落ち込み、その落差で水流は勢いを増して、暗渠に吸い込まれていく。暗渠口から400メートルほど先で玉川上水は再び地上に姿を現す。

水のサイフォン効果で元の高さに水流を戻す仕組みになっている。

何故この位置で上水が暗渠になっているのだろうか?第二次大戦中、この右岸に戦闘機の滑走路があり、上水を横切って延長計画があり蓋をされたが、終戦となり実現しなかった。蓋をされた約400mは雑草の生い茂るまま放置されていた。滑走路があったという右岸は現在はゴルフ場になっている。

意外な所に戦争の傷跡が残っている。



暗渠になる手前の玉川上水

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