トサミズキ (まんさく科) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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今春の桜開花予報が始まって間もなく、くぬぎ橋下流の上水沿いで不思議な造形の花が目に止まった。 近くで畑仕事をしている方に名前を尋ねてみたところ、「さあて何だったっけ…」としばらく考えてからトサミズキだと思い出してくれた。 上水沿いでよく見かけるヒュウガミズキに似ているが、淡いクリーム色の花が5〜6個ずつ房咲きして花束のように見える。一つ一つの花の径は1〜2センチ、開花直後は5枚の花弁にくるまれた濃紅色の雄蕊の葯が目立つ。 日を追うに従って花柄が多少伸びて房飾りのようになり、造花的でユーモラスな形状に。その姿が好まれて庭や公園などにもよく植栽されている。 高知県の蛇紋岩地帯や石灰岩地帯などに生育することからトサミズキ(土佐水木)と称されるが、マンサク科の落葉低木。葉に先立ち開花する春を告げる花の一つだ。 同じ仲間のヒュウガミズキ(日向水木)は花の房が短く,一本の木につく花の数は多いようだ。 |
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