トキワツユクサ (つゆくさ科)

梅雨どき、上水の下草や低木の茂みから頭花を覗かせているトキワツユクサ。陽光を求めて精一杯背伸びをしているのか、茎がヒョロヒョロしている姿にほだされてしまう。

茎葉はツユクサに似ているが、頭花は直径1.5センチぐらい。三角形に近い三枚の花びらは純白で、雌雄の蘂が絹糸をほぐしたようにフワフワ。黄色の葯が際立って優しい風情を。

いかにも日本的な情緒をかもしだしているが、南アメリカ原産で昭和初期に園芸植物として導入され、その後野生化して各地の樹下や路傍にも見受けられるそうだ。

常なる白といった意味合いから常盤露草の和名がつけられたというが、源義経ら三兄弟の幼い命を救うために敵方の平清盛になびき、薄幸の人生を送った常盤御前のイメージも連想される。

儚げな風情ながらも市街地の道端でも生き延びていく逞しさも。外来生物法により要注意外来生物に指定されている

花 期
春 3〜5月 夏 6〜8月 秋 9〜11月 冬 12〜2月

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