ニガイチゴ (ばら科)

4月の半ば過ぎ小松橋〜鎌倉橋の右岸で目にした花も葉もモミジイチゴに似ているが、5弁の白い花びらに襞が目立ち、3枚葉の鋸歯が細かくて刺々しく、?マークを付けておいた画像が図鑑やインターネットで検索した結果、ニガイチゴと判明した。

本州から四国、九州の山野に生えるバラ科の落葉低木で、木苺の一種。梅雨明け頃に赤橙色に熟する小さな球形の液果には甘みがあっても、中にある小核という種子の部分が苦いので、苦苺の名前がつけられおり、食べても美味しくないそうだ。

花の径は2センチくらい。5枚の花弁が縮み和紙でできた造花に見え、雌雄の蕊部分は薄紫色の副花冠に包まれている。広葉型の葉は大きく三つに裂け、その縁に細かい鋸歯があり、葉柄や枝には鋭い刺で武装しているので近寄りがたい。

山野の日当たりがよく、乾燥ぎみの土地に群生することが多いそうで、上水堤ではモミジイチゴと同様に日照不足のせいか熟した果実を見ることができなかった。フェンス際の手の届く位置で細かく枝分かれしてブッシュ状態になっている。

花 期
春 3〜5月 夏 6〜8月 秋 9〜11月 冬 12〜2月

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