ハナイバナ (むらさき科) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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クスノキやケヤキ、エノキなど高木の上の方で花をつける花は例外として、もう新しい花に出会う機会も間遠になってきたが、自生野草保護ゾーンの一角で出会ったのはハナイバナ。 花径2〜3ミリのスカイブルーの5弁の花は一見すると、キュウリグサにそっくりだが、キュウリグサは茎の頭頂部に花を10個ぐらいつけて、その先端が弓なりにカーブしているのに対して、ハナイバナは葉と葉の間に数個の花をつける。 葉と葉の間に花が咲くことから「葉内花=ハナイバナ」と名称されたそうだ。漢字で書くと名称が納得できる。 花期は春〜初冬まで長く、東アジアに広く分布し,畑や道端によく見かける雑草の類で、ムラサキ科の1〜2年草。草丈は20センチ前後、茎は細く上向きに伏毛があり、葉は長楕円形〜楕円形で長さ2〜3センチ。表面にしわがあり縮れている。 極小の花をよく見ると、5枚の花弁の中央部に白いリングがくっきりとしている。このリングがりん片だそうだ。キュウリグサのりん片は黄色な点も見分けのポイントで、茎の上部に葉もない。 キュウリグサとハナイバナの仲間にワスレナグサがあるが、文献によるとワスレナグサは本州中部より北にしか自生しないとか。 |
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