キュウリグサ (むらさき科) | |||||||||||||||||||||||||||||
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玉川上水と西武多摩湖線が交差する付近で、ワスレナグサを思わせる小さな花をつけたキュウリグサに足を止めた。 20センチあまりの草丈の先端部に、直径2ミリ前後の青空色の愛らしい花と蕾をつけて、春風になびいていた。 肉眼でやっと見えるくらいの花だが、花びらは5枚、その中央部は黄色で蕾はピンクがかっている。 日本全土に広く分布し、道端や畑地でごく普通に見られる2年草で、葉を揉むと胡瓜の匂いがほのかにすることが、その名の由来。別名はタビラコ(田平子)だが、キク科のコオニタビラコの別名も同じで混乱してしまいそう。 根元の葉は卵円形で葉柄がありおしゃもじに似ており、上部の葉は長楕円形で細かい産毛がある。花茎の先がくるりと巻くのが特徴。 秋に芽生えて根生葉で冬の寒さに耐え、春の訪れとともに一人前に小さな花の顔を覗かせる。 |
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