ギンミズヒキ (たで科)

針金のような細い弾力性のある茎を伸ばして、米粒みたいな紅白の蕾をポツポツと目立たせてきたミズヒキ

一本一本は風情があるが、繁殖力が旺盛で夏から秋にかけては上水堤で最も目につく。

他のタデ科の花と同じようにミズヒキは無花弁で、花びらに見えるのは萼だそうだ。萼の先が4枚に分かれてちょっとだけ開き、表側は鮮紅色をしているが、内側は白く、紅白で表裏をなしていることから祝儀に使われる水引になぞらえて、その名がつけられたという。

堤で見られ殆どは通常の紅白のミズヒキがだが、白一色も所々で見かける。白花種はギンミズヒキ(銀水引)と優雅な名前がつけられているのが心憎い。

花も葉茎も紅白のミズヒキと相違はないが、草丈がややこぶりに見える。葉は短い柄をもち倒卵形で表面に黒い斑紋があり長さ5〜15センチ。

白一色2〜3ミリの極小の花をまばらに付けている銀水引はコントラストがなくて、カメラに撮りにくく泣かされた。

花 期
春 3〜5月 夏 6〜8月 秋 9〜11月 冬 12〜2月

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