アカツメクサ (まめ科)

シロツメクサ(クローバ)の仲間のアカツメクサにも出会った。場所は上水堤の地続きの一橋大学国際キャンパスだけれども。

アカツメクサは花も葉もクローバーによく似ているが、蝶型の小花が密集して手毬状になっている花の色が薄いピンクから薄紫紅色で、葉の直ぐ上に花をつける違いがある。

3枚つき合せでセットになっている軍配型の小葉もやや尖っている。

ヨーロッパ原産の帰化植物でクローバー同様にオランダからガラス器を輸入するとき、壊れないようにパッキング材として使われていたのが、これらツメクサ(詰め草)を乾燥させたものであったのが、名前の由来。

明治初期に牧草として栽培されたものが各地で野生化しており、5月頃から秋口まで空き地に群生している光景も見られる。蜜が多いのでミツバチには絶好のフィールドになっているようだ。

雑草化しているものの愛らしく、デンマークの国花だそうだ。

花 期
春 3〜5月 夏 6〜8月 秋 9〜11月 冬 12〜2月

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