小学5〜6年生にかけて長期欠席していたとき、落ちこぼ
れていく寂しさや焦燥感を救ってくれたのは L.M.モンゴ
メリの不朽の名作『赤毛のアン』でした。
村岡花子さんの翻訳で日本で初めて紹介された年でした。
その 1冊を繰り返し繰り返し読んで、私もアンのように
思ったことが泉のごとく口からあふれ出てきたら、どん
なに幸せかしら…と。当時の私はアンと同年齢でしたが
とてもいじけた子供でした。
その思いは半世紀過ぎた今でも持ち続けています。
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数年前から『赤毛のアン』の舞台となったカナダ東岸のプリンスエドワード
島を訪ねてみたいとツアーを物色しておりましたが、トロントやナイアガラ
ツアーの付け足しで回る旅程しかなく、ほとんど諦めかけていました。
ところが、2008年の今年は『赤毛のアン』出版100年のメモリアルイヤーで
各旅行社がプリンスエドワード島巡りをメインにしたツアーを実施。その先陣の
ツアーに参加して長年の夢の地向けて5月28日に成田からフライト。
アンがプリンスエドワード島のキャベンディッシュをモデルにした“アヴォンリー”
のクスバート家で暮らし始めたのも6月。林檎の花が咲き始めるころでした。
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