ヨロイグサ (せり科) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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シシウドを探して歩いていた堤の近くで出会ったのは、葉や茎が似ているが花の付き方が違うヨロイグサだった。 かなり遠くからでも目立つヨロイグサは、山地に生えるシシウドの仲間の多年草で、樹木のようにどっしりして、鎧草の和名そのものの姿をしている。 大きな花柄が四方に広く張り出し、その先端に淡い緑白色の小花を房状につけ、花房はクス玉のように見えた。5枚の花弁は内側に曲がり総苞片も小総苞片もない。晩夏から秋にかけて開花する。 別名をオオシシウド。根はビャクシと称して消炎・鎮痛・排膿・肉芽形成作用があり、皮膚の痒みをとる。日本薬局方にも記載されているそうだ。古来中国の宮廷の女性達には美容用として用いられていたという。 |
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