2月末頃から、いこい橋近くの堤でオウバイ(黄梅)にしては華やかで大きめの花が、枝垂れた蔓の所々に咲き始めた。
7〜8枚の黄色の花弁が重なった花径は3センチあまり。インターネット植物図鑑で調べたところ、ウンナンオウバイ(雲南黄梅)のようだ。
その名のように原産地は中国南西部。日本へは明治期に渡来した常緑半蔓性の低木で、オウバイよりも見栄えがするので庭木や公園に植栽されていることが多い。
学名からするとサクラソウ属に似たソケイ(ジャスミン)属だそうで、香りがあるのかもしれない。オウバイモドキ(黄梅擬き)の別名も。花弁は7〜8枚というより7〜8裂に切れ込んでいるそうだ。
温暖な地方では年末頃から開花するが、満開になるのは3〜4月で、春先の強い風に揺られて黄色の花があっちにユラユラ、こっちにユラユラ。花に弄ばれ幻惑されるようだった。
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