ウコギ (うこぎ科) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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先日、玉川上水観察会で初めてウコギの花に出会った。図鑑によるとヤマウコギらしい。自然界のくす玉のようだ。 ウコギはタラの芽で馴染みの深いタラノキやウド、ヤツデの仲間で花は球形の花序をしたウドやヤツデの花に似ているが、より繊細で一目惚れしてしまった。一度顔見知りになると、鎌倉橋下流沿いの新堀用水際の所々にウコギが植わっていることに気がついた。 ヤマウコギは岩手県以南の本州に分布する落葉低木。北海道に自生しているのはエゾウコギと称されている。雌雄異株で花は初夏に開花。球形の花序は直径3〜4センチ、その先端に5ミリ径の極小の薄緑色の花をつけ白い蕊を突き出している。その姿は目立たないが5小葉からなる掌状葉に特徴があるから、見分けやすい。 タラの芽と同様にウコギの新芽も天ぷらやおひたしとして食用にもなるので、かつては生垣によく植えられたそうだ。 ウコギの根皮を乾燥させたものを漢方では五加皮(ごかひ)と称して、五労七傷の薬効があり、生薬として多用されている。和名も五加皮または山五加と書く。 |
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