ツルフジバカマ (まめ科)

フジの花に似た淡い紅紫色の蝶型の花を房状につける蔓性の多年草。

クサフジやナンテンハギの花と似ていて見分けがつけ難いが、葉が羽状複葉で巻鬚があり、脚部に托葉がある。

茎の断面がやや四角形で1〜2メ-トルにも達し、周囲の草木に絡まって伸びるが、上水堤では下草に埋もれてしまったのか、2005年の今年の秋には僅か1〜2房の花しか見られなかった。

その1〜2房のツルフジバカマが来年も見られるだろうか。

ツルフジバカマの名前は、葉の付け根のとがった托葉を袴に見立てたとも、花の形自体を袴に見立てたともいわれる。

秋の七草の一つであるキク科のフジバカマとは全く関係ない。

繁茂している地方では家畜の飼料にも使われるそうだ。


花 期
春 3〜5月 夏 6〜8月 秋 9〜11月 冬 12〜2月

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