チカラシバ (いね科) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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上水の歩道をふさぐように根を張っているチカラシバを見ると、小学校時代に朝礼の時間に草引きをしたことを思い出す。 四国の田舎町の小学校では、夏休み明けに登校すると校庭がチカラシバやメヒシバ、スズメノカタビラなどに覆われており草引をさせられた。 チカラシバは低学年の女子にはなかなか抜けなくて、「力がいるからチカラシバだよ」と、担任の先生が説明してくれた。 チカラシバはイネ科の多年草で万葉の時代から各地に分布していたそうで、玉川上水が引かれる以前からの古参植物かもしれない。 別名をミチシバ。人間が踏みつける場所に成育するから根茎が発達して、9月半ば過ぎからボトル洗浄に使えそうなブラシ型の長い穂を伸ばす。 その黒紫色の剛毛の付け根に種を蓄えており、動物の毛などにくっついて生育範囲を広げてきた。 上水堤にこれ以上増えたら困るなあと思いつつカメラを向けた。 |
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