テイカカズラ (きょうちくとう科) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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円内は落下傘状のテイカカズラの種子 2〜3センチ大 |
骨格だけを顕わにした冬木立、大寒の上水堤では崩落しかかった壁面にその根をさらしている姿が痛々しい。 その葉の間に一対の細長い莢を下げ、白い羽毛を広げた落下傘状の種子が見え隠れしていた。フワフワクルクル風に舞っている姿も。厳寒期ならでは光景だ。 テイカカズラはキョウチクトウ科の常緑の蔓性植物で、本州から九州にかけて温暖な地域の雑木林の樹木に絡みつきながら、よじ登り、6月頃、白い5弁の花を咲かせる。 テイカカズラの名は、謡曲の「定家」に由来すると言われている。平安末期、後白河法皇の第三皇女式子内親王は幼くして賀茂斎院となり、十年にわたって神社に奉仕していたが、病のために退いた。 |
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