タツナミソウ (しそ科)

5月連休前後に小川橋下流などでタツナミソウらしき姿に出会ったのだが…。

図鑑でやネットで調べるとタツナミソウ属は世界中に分布しており約200種あるそうで、タツナミソウとオカタツナミソウを区別している図鑑もあれば、そうでない図鑑もあり両者の判別は難しい上に変異も多いそうで、お手上げ状態のままリストアップすることに。

いわゆるタツナミソウはシソ科の多年草で本州〜九州の草地や丘の林縁などに生える。茎丈20〜40センチで白い産毛が多く、柄のついた丸っこい卵形の葉を数枚対生する。

長い花穂に同じ向きに並んでつける唇型の花は青紫色で、招き猫の手のような形に。花の長さは2センチ前後で径は5〜8ミリ。下の唇弁は広く紫の斑点がある。その姿が泡立つ波を連想させることから和名は立浪草。いつ出会ってもその色と形には目が和んでくる。

上水堤では葉が長三角のヤマタツナミソウと茎丈が短く葉も小型のコバノタツナミソウに出会った。ヤマタツナミソウには一度きりだがコバタツナミソウは殖える傾向にある。

花 期
春 3〜5月 夏 6〜8月 秋 9〜11月 冬 12〜2月

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