タニソバ (たで科)

7月下旬、喜平橋から小金井橋まで往復して茜屋橋付近に差し掛かった時、下草の茂みからソバの花に似た直径3〜4ミリの白い小花が2〜3開花していた。

数日前に小平市内のお蕎麦屋さんの店先のプランターで、ソバの花を見たばかりだった。上水堤にソバが自生していたら楽しいなあ…と思いつつインターネットの花の名前検索で調べたところ、タニソバとのこと。

ソバに似ているが田のあぜや山地の湿地に自生するのでその名前になったそうで、草丈は10〜40センチ。北海道から九州にかけて分布し、茎はよく枝分かれして葉はやや丸みをおびた三角形で基部は広い翼となって茎を抱き、茎とともに秋には真っ赤に紅葉するのが特徴。

5弁の清楚な花の径は4〜5ミリで、ピンクがかった花をつけることもあるそうだ。

上水堤ではごく一部でしか見られないが、北海道東部では、大規模農地にタニソバが大量に発生して除草の対象になっているそうで、その内に上水でも殖えてくるかもしれない。仲間にミゾソバ、シャクチリソバ、ママコノシリヌグイなどがある。

花 期
春 3〜5月 夏 6〜8月 秋 9〜11月 冬 12〜2月

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