タケニグサ (けし科)



通常は草丈2メートルに及ぶことの多いこの草は、上水の土手では樹木との関係もあってか丈50〜60センチぐらいで、他の野草仲間と溶け込んでいる。

枯れ茎が竹に似ていることから、その名がついたといわれるが、イタドリと同じように茎がたくましく、茎の中は空洞になっている。

チャンバギクという別名は、その葉が長い柄を持ち、菊の葉の形をしていることからのようだ。

茎の先端が多数に分岐し白い小花を密集させて咲く。茎も葉も白っぽい特有の緑色をしている。

晩秋になると、この花からできた実は堅くなり、振ってみるとカラカラと音を立てる。

タケニグサの茎を傷つけると黄褐色の汁が出るが、その汁の垂れる茎を相手にチャンバラよろしく、木の棒で切りまくって遊んだ幼い日を懐かしく思い出す。


花 期
春 3〜5月 夏 6〜8月 秋 9〜11月 冬 12〜2月

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