シュウメイギク (きんぽうげ科) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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昨秋たしかこの辺りでと、記憶の糸を手繰り寄せつつ上水右岸を下がって歩くと、鎌倉橋上流でシュウメイギクが! 秋に菊に似た花を咲かせるところからこの秋明菊と名づけられたキンポウゲ科の多年草で、古い昔に中国から渡来したとされている。漢名は秋牡丹。 人里に近い林の縁などに自生しているのはピンクや赤紫色が多いが白い変種もあるそうだ。上水堤に咲いているのは栽培種かもしれない。菊に似た花の径は5センチ前後と大きく草丈は50〜80センチ。 花びらに見えるのは萼で、咲き終わった後に黄色の花芯部が丸く残って面白い。花の下部に対生した葉はこぶりで縁に鋸歯が刻まれている。 赤紫系統のシュウメイギクは京都市北部の貴船に多く見られることから貴船菊(キセンギク・キブネギク)の別名が有名だが、紫衣菊、加賀菊、越前菊、唐菊、高麗菊、秋芍薬など多様な別名もある。 |
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