ショウジョウソウ (とうだいぐさ科)

緑の色が褪せ始めた下草の間で燃えるように真っ赤な色に目を奪われた。赤い花かと思ったが、そうではないらしい。しかし葉が紅葉するにしては早すぎるが・・・。

図鑑によるとショウジョウソウで、茎先の小葉(苞葉ともいう)が猩々の顔のように赤くなることが名前の由来で、猩々とはオランウータンのことだそう。

ポインセチアに似ているが、ショウジョウソウはドウダイグサ科の一年草で、ポインセチアは同じ科の常緑低木で猩々木とも言われる。

ショウジョウソウも鑑賞用として売られていることが多いが、元々は北米〜熱帯アメリカの原産。赤い葉の上に10個ぐらいかたまって付いている黄緑色の玉が花で、花期は9〜10月。

およそ花らしくない花の直径は5〜10ミリで地味な存在だが、周囲の赤い苞葉とマッチしてポインセチアにはない素朴な魅力を発揮している。

独特の切れ込みのある鮮やかなグリーンの葉も美しく、別名は草猩々。

花 期
春 3〜5月 夏 6〜8月 秋 9〜11月 冬 12〜2月
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