シオデ (ゆり科)



シオデの名前はアイヌ語に由来し、漢名は牛尾菜と書く。

野生アスパラガスと俗名を持つこの野草は、玉川上水が新緑に燃え始めるころ土の中から伸びてくる多年草の蔓草で、たくましい生命力で茎から出る巻きヒゲを、他の植物にまき付けどこまでも伸びる。

木陰等どちらかと言えば陰他において生育する野草で、上水堤でも大人の子指位の太さの茎もあり、直立して芽吹き始める姿には上水に自然が残されていることの喜びを強くする。

6〜7月項、茎の葉液に3〜4センチ径の球状の散形花序を出し、淡黄緑色の花を開く。2ミリ足らずの花被片は6ヶ、雄花には雄しべが6本、雌花には2本に分かれた花柱がある。

夏から秋にかけて果実である球状の液果が1花序に10個以上となって熟し、秋には黒色の実となってぶらさがる。

春の若い芽は苦味やくせがなく最高と言ってよい山菜で、さっと茹でてマヨネーズで食べたり、味噌少量と合せて焼く。又テンプラ等で味わう。その香気と舌ざわりは格別である。

タチシオデとシオデの2種があり、立ち上がった若芽に丸い蕾がついていればタチシオデであり、シオデは若芽の巻きヒゲが何本も出して他の物にからみついてから蕾がつく。

花 期
春 3〜5月 夏 6〜8月 秋 9〜11月 冬 12〜2月

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