シデコブシ (もくれん科) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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桜を先導して開花するシデコブシを遅ればせながら撮ることができた。目立つ花なのに足元に気をとられて見逃していた。 同じモクレン科の紫木蓮や白木蓮に比べて花被片がほっそりして、ひらひら風になびいている。 民家や公園でよく見かけるのは園芸種で、自生種は古代植物の生き残りとも言われ、本州中部の東海地方を中心とした限られた範囲に分布する日本の固有種で貴重な樹木とのこと。 生育環境が湿原の周辺や渓流沿いなどのため、自生地が限られ、宅地造成などで減少し絶滅危急種に指定されている。樹高は5m程度の落葉小高木で、花は直径10センチ前後と見た目より大きく、白色から薄く紅色を帯びるものまで変異が多いそうだ。 シデコブシ(四手辛夷)の名前はイヌシデ同様に四手は12〜18枚の花被片が玉串や注連に垂れ下がる紙(四手)に似ていることからで、別名はヒメコブシ。園芸種には八重咲きの華やかなもの、紅色の濃いものなど多々ある。 |
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