セイタカアワダチソウ (きく科)

セイタカアワダチソウよお前もか!元小川監視所付近の堤で、この花を見かけた時、思わずつぶやいてしまった。

北アメリカ原産の帰化植物で30年ほど前には川原や線路沿い、空き地を埋め尽くすほど繁茂し、在来植物の敵とされ、花粉アレルギーの元凶とされた悪いイメージがぬぐえない。

そのセイタカアワダチソウ(背高泡立草)が上水堤にも進出しているのを見て、そのうち大量に群生するのではないかと危惧してしまう。

しかし、ある一定量をオーバーすると自然淘汰されるようで、多摩川の川原でも見かけることは少なくなった。

元々は観賞用に導入された説もあるが、急速に広がったのは第二次大戦後、養蜂業者が密源植物として種子を散布したという話も耳にしたことがある。

和名の由来は同じ属のアキノキリンソウの別名であるアワダチソウよりも草丈が高いことによる。通常1〜2メートルにも達する。

またアキノキリンソウは花期が7〜8月であるのに対して、セイタカは9〜10月で花序が円錐形をなしている。一本一本のセイタカアワダチソウの花は秋の野にあって華やかで蝶や昆虫を呼び寄せている。

花 期
春 3〜5月 夏 6〜8月 秋 9〜11月 冬 12〜2月

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