サルビア・グラニチカ (しそ科) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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いよいよ上水堤のフェンスの内側にまで進出するようになったか…。自生野草と園芸種の攻防戦に複雑な思いに駆らされたのはサルビア・グラニチカ。 メドーセージの商品名でハーブの一種としても流通しており、庭植えで見かけることもしばしば。 元々は南米原産のサルビア(セージ)の一種でシソ科の宿根草。草丈が1.5メートル前後になり茎ががっしりしているので低木にも見える。夏から秋にかけて多数つける唇形のコバルトブルーの花がパックリ口を開けている姿は、蛇か怪獣のようにも見えてギョッとすることも。 花の長さは3センチ以上もあり、萼の黒とコバルトブルーの花弁のコントラストも異色だ。 地下茎を伸ばして繁殖し、成長が早く挿し木でも殖やせるので道路脇や空き地にも進出目ざましい一種だ。 名前のグラニチカの語源は南米パラグアイの先住民族グアラニ族からきているそうで、戦士を意味するとか。 商品名のメドーセージは実は誤用で、本来のメドーセージは別に存在しているが流通過程で取り違えられたまま通称名になってしまって、如何ともしがたいそうなのも、このサルビア・グラニチカの魔力か…。 |
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