ルナリア (あぶらな科) | |||||||||||||||||||||||||||||
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春半ばになると、上水堤でも俗に花大根あるいは紫花菜と呼ばれている諸葛菜(オオアラセイトウ)の花畑のようになっているエリアが目立つ。 中国原産のこの薄紫の花が樹陰をバックに群がり咲いていると、その色が一層美しく感じられる。 小金井橋下流左岸で歩道部分を遮るように咲いていた一株は、諸葛菜にしては花の色が赤みをおびて色濃く、茎や葉もたくましかった。インターネットの『草花質問掲示板』に問い合わせたところ、同じアブラナ科のルナリアではないかとのこと。 別名ゴウダソウ(合田草),あるいはギンセンソウ(銀扇草),ギンカソウ(銀貨草),オオバンソウ(大判草)と呼び名の多い植物で、ゴウダソウは東京美術学校教授の合田清氏がフランスから持ち帰ったことに因んで、名づけられたそうだ。 Lunaria の luna は月の意味で,果実の形から連想された名前。楕円形の薄べったい果実が熟すると果皮が半透明の銀箔色になる。コインに似た姿からギンセンソやギンカソウ、オオバンソウの別名がつけられた。花材やドライフラワーとしても人気がある。 |
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