ロウバイ (ろうばい科)

記録的な暖かさが続いた2007年1月。例年いち早く咲き始めるロウバイも年明け早々から開花。早春の花と言うより冬の花とされる。

淡いクリーム色の花弁が半透明で蝋細工に見えることから蝋梅と呼ばれるが、バラ科の梅とは別のロウバイ科で原産地中国から江戸時代初期に渡来したと言われ、唐梅の別名も。

単にロウバイと言えば花の中央部が赤紫色の満月蝋梅を指すことが多く、花弁全体がクリーム色のは素心蝋梅と称され人気がある。

上水沿いの圃場『どんぐり広場』に移植されて1年になる素心蝋梅の小木も寒入り頃から開花。清楚な花が裸木の木立をバックに青い空に浮かび、淡い芳香を漂わせていた。

まだ冬姿の堤でいち早く咲くロウバイに出会えるのは楽しい。

高さは1メートル余り。種から育って約10年になるとのこと。花の後につける実は楕円形で熟すと中に濃褐色の1センチ前後の種が取れる。花や蕾から抽出した蝋梅油は薬用に。

花 期
春 3〜5月 夏 6〜8月 秋 9〜11月 冬 12〜2月

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