オダマキ (きんぽうげ科)



画像は西洋オダマキ?

手繰り時代の糸巻き・苧環に似て複雑な花の形をしているオダマキ。鎌倉橋〜小松橋間のフェンスの内側にミヤマオダマキらしい株を見つけたのだが、開花時期を逃して確かめられずにいる。

中央〜東ヨーロッパ、北アメリカ、アジアに分布し、アジア原産のミヤマオダマキ、欧米原産の西洋オダマキに大別されるが、園芸用に改良された品種も多く出回って、八重や上向きに咲く品種もあり、上水堤でもファッショナブルなオダマキが見られる。

ミヤマオダマキは花弁状の5枚の萼片も、その内側の花弁の基部を伸ばした距(きょ)も鮮やかな青紫色で、花弁の先が白いのが特徴とされている。

ヤマオダマキと称して山地の林縁や草地に見られるのは萼片も距も紫褐色、花弁は黄色が多いようだ。

ミヤマオダマキ、ヤマオダマキに似た園芸種もあり見分けは本当に難しいが、いずれも切れ込みの深い2回3出葉の葉に特徴がある。青磁がかった緑色の葉がファッショナブルな花によくマッチしている。

いずれもキンポウゲ科の多年草で、別名は糸繰草。

花 期
春 3〜5月 夏 6〜8月 秋 9〜11月 冬 12〜2月

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