ノコギリソウ(きく科) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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葉の形が鋸に似てギザギザ、白い小花が集まって咲くノコギリソウ(鋸草)。軽やかな葉のせいか盛夏でも涼しげな風情が嬉しい。 頭花の直径は7〜9ミリで、一つの花には舌状花といわれる花びらが5〜7枚。その長さは4ミリ前後と小さく可愛い。 山地の日当たりのよい草原に自生し、高さ1メートル近くになるキク科の多年草だが、ヤロウとも呼ばれるセイヨウノコギリソウや園芸種もよく見かける。 互生した葉が櫛の歯状に深く裂け、裂片に鋭い鋸歯があるのがノコギリソウで、洋種は葉の先が2〜3回羽状に切れ込みを見せてから深く裂けている違いがある。頭花の房が大きくびっしりつけているのも洋種だそうで、ピンクの濃淡の花をつけていることが多いようだ。 原産地はコーカサス地方から欧米、アジアに及び学名のアキレアはギリシャ神話に登場するアキレスがこの鋸の刃状の葉を、踵の傷を治したことに由来するそうで、欧米では歯痛の緩和や止血効果があるハーブとして利用され、入浴剤としてもリラックス効果がある。 |
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