ノゲシ (きく科) | |||||||||||||||||||||||||||||
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葉の形がケシに似ているところからこの名があると言われるが、4月頃から開花するので、アキノノゲシに対してハルノノゲシ(春の野芥子)とも呼ばれる。 上水での草丈は50センチ前後と小さめで、タンポポに似た黄色の花を、分岐した茎の頭部に次々と咲かせ、10月末頃まで見られる。 一見何気ない草花だが、堤では歩道の際に踏まれそうになりながら咲いているのは健気で、野草の味わいを充分楽しませてくれる。 ノゲシは世界の至る所に帰化しており、原産地はヨーロッパであると考えられている。 日本には麦などの畑作の伝来とともに渡来した史前帰化植物の1つで、荒地や空き地などに生育している。 ロゼット型の葉や茎を傷つけると乳液が出る。同属のオニノゲシに比べると、葉の質は柔らかくて鋸歯の先端は棘とはならない点で区別できる。種子の綿毛は絹糸状で細い。 |
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