ニワナナカマド (ばら科) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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8月も半ばの頃、上水堤と歩道の境に被針形の対生した葉を茂らせた低木に、白い小花が群がり咲いていた。 花は愛らしく葉は涼しげで時折り、民家の庭先でも見かけるのに名前が分からないまま晩秋を迎え葉が黄色く色づく頃になって、知人からニワナナカマドだと教えてもらった。中国北部原産のホザキナナカマドの園芸種チンシバイ(珍至梅)ではでないかとのこと。 図鑑によると同じバラ科のナナカマドに葉が似ており、園芸種として普及しているのでニワナナカマドの名称になったようだ。 ナナカマドは七竈と書いて七度も竈に入れなおすほど燃えにくく真っ赤に紅葉して、赤熟する実をつける落葉高木だが、ニワナナカマドの葉は黄色から褐色になって落葉する低木。 新条の先に密集してつける5弁の白い花の径は1センチ前後で、多数の花蕊も重なり合ってシモツケの花に似ている。奇数羽状の葉は幅3センチ長さ20〜25センチで7〜11対対生しているのが特徴とのこと。 盛夏に涼味を感じさせてくれ優しい風情が素敵だが香はイマイチ。 |
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