ニシキギ (にしきぎ科)

マユミやツリバナの仲間で、それらの花よりさらに小さいニシキギの花。初夏に黄緑の顆粒を散らしたように見える4弁の花の径は3〜4ミリ。地味で目立たない花というより、花弁も雌雄の蕊も同系色で花としての存在感がイマイチだが、アップして見るとそれなりに美しい。

ニシキギといえば何といっても燃えるような紅葉のイメージが強い。その紅葉した姿が錦の織物に見立ててニシキギの名前になったと言われている。

熟すると果皮が弾けて中から現れる真っ赤な種子も、紅葉をより鮮やかにして、2つずつセットになった種子も愛らしい。赤い仮果皮に覆われた種子は野鳥たちの目を引き、仮果皮を食べた後に種子が糞に混じって広く散布される。

このニシキギは日本と中国に自生している落葉低木だが、モミジとスズランノキと並ぶ世界三大紅葉樹に数えられる紅葉の美しさから庭木や公園樹として用いられている。

幹や蜜に茂る枝にコルク質の”翼”が出来るのが特徴で、冬場には翼で角ばった枝が異様で蛇殻か枯れ木のように見えてしまう。

花 期
春 3〜5月 夏 6〜8月 秋 9〜11月 冬 12〜2月

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