ニセアカシア (まめ科) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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5月上旬になると清願院橋(西武拝島線玉川上水駅南口)東詰にニセアカシアの大木に白い花房が垂れ下がり、その存在を教えてくれるのだが、花期に巡り合すチャンスを逃して、やっと2009年5月14日に撮影を。下枝の花房は少し散りかけていたが…。 ヒット歌謡『アカシアの雨がやむとき』『赤いハンカチ』や北原白秋の『この道』に歌われているアカシア、アカシア並木と称して植えられているのはこのニセアカシア(贋アカシア)。 北米原産マメ科ハリエンジュ属の落葉高木で日本には明治初期に渡来した当時はアカシアと呼ばれていたが、その後、本来のアカシア(ネムノキ科アカシア属)の仲間が日本に輸入されるようになり区別するためニセアカシアの名称に。紛らわしいので和名のハリエンジュ(針槐)が使われることも多い。 白い蝶形の花を10〜15センチほどの房状に大量に咲かせて甘い香りを放ち、蜂蜜の蜜源として欠かせないが花そのものも食べられる。 こぼれ種やひげ根からも増殖して成長が早く、痩せた土地でもよく育つため、治山や砂防などに活用され、楕円形で3〜9対の対生した優しい緑色の葉を茂らすので、街路樹としても好まれてきたが、他の自生樹木の生育の妨げにもなるので要注意外来生物リストにも取り上げられているそうだ。 |
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