ニガナ (きく科) | |||||||||||||||||||||||||||||||
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山地や野原、人里にもごく普通に生えている多年草だが、上水付近ではよく注意してないと目に触れなくなった。 堤の下草が勢いに任せて伸びていく5月頃、それらの隙間で一塊のニガナが咲いていた。5弁の頭花は星の瞬きに見えた。 30センチ前後の草丈の先端で数本に枝分かれして、集散してつける頭花は普通5個のほっそりした黄色い舌状花からなる。 5枚の花びらに思えたが、その一つ一つが花で頭花を形成しているという。頭花によっては6個の舌状花からなるものもある。 茎も根性葉もほっそりして初夏の風になびいている。 茎や葉に苦味のある白い乳液を含むので、ニガナ(苦菜)の名前がつけられた。苦いけれど食べられるそうである。 |
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