ナワシロイチゴ (ばら科) | |||||||||||||||||||||||||||||
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初夏の日差しが感じられる頃、上水の堤の野草たちは競って背を伸ばし始める。 その足元で直径5〜6ミリのピンクの小花が6〜7輪、仲良く輪になっている姿をよく目にする。 花とも実とも見分けがつきにくいが、縁にギザギザのある3枚葉でヘビイチゴやヤブヘビイチゴなどの仲間ではないかと思われた。 植物図鑑で調べてみると、ナワシロイチゴの花のようだ。それから1ヵ月あまりもすると、草葉の陰で赤く熟した実を見つけた。 ヘビイチゴやヤブヘビイチゴと同じばら科であるが、それらの花は黄色で一本の茎に一個の実がなるのに対して、ナワシロイチゴは茎先が分岐して集散花序を出し、実も5〜6個集まって赤々と熟していた。 苗代の頃熟するのでナワシロイチゴ(苗代苺)と名づけられたようである。別名はサツキイチゴとかサオトメイチゴ、ワセイチゴと呼ばれ食べられる。 |
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