ミゾソバ (たで科) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ミゾソバや 多摩の小流 こゝに又 高浜 虚子 |
葉の形が鉾形をしていて、牛の頭に似ていることから「ウシノヒタイ」の別名もあるという。 50センチ前後の草丈で、名のように溝の水辺や湿気の多い所に群生しており、10個内外集まって咲く花は、白に近いピンクから淡紅色までいろいろの色がある。 この花の萼は白、紅、緑ととりどりの色をし、花と一体となって一見金平糖のように見える。晩秋になってよく見ると萼に包まれて黒い色の実がついている。 その様子は大きさがおおよそ半分位ではあるが、食用にするソバの実に似ており、「溝蕎麦」という名に合点がいく。 かつては食用や薬用にかなり用いられたミゾソバ。上水の川底に近い日当たりの良い斜面や、新堀用水の水辺等で9〜10月一斉に咲いていたこの花も、ここ数年はめっきり減少してしまった。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
50音目次へ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Copyright (c) 2005-上水事典サイトの会 |