ミヤコワスレ (きく科) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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陽春を迎えて伸びてきた下草の間に、控えめながらも端正な江戸紫色のこの花が咲いていると、優雅な気分に。 九州、四国、中国地方の山野に自生するミヤマヨメナの日本産園芸品種として多く栽培され、民家の庭や庭園ではお馴染みのミヤコワスレ(都忘れ)。 その名は鎌倉時代初期の承久の乱によって佐渡に流された順徳天皇が、この花を見ると癒され都への思いを忘れさせてくれると申されたことに由来しているそうで、花言葉は「別れ」や「しばしの憩い」。 江戸時代から花茶や庭草として栽培・改良が盛んに。今日では薄紫、紫、白、ピンクと多彩な品種が楽しめ、上水堤でもしばしば見かけるようになった。一見、ヨメナに似ているが草丈は30センチ前後で直立し、頂部で小枝を2〜3分岐。頭花の径は3〜4センチの宿根草。 別名はアズマギク又は野春菊。 |
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