オキザリス・緑の舞 (かたばみ科)

貫井橋下流で白い花弁のカタバミ仲間らしい花に一年ぶりに再会した。最初に出会った時はうまく写真が撮れてなかったので気がかりだったが…。

9月半ば白い妖精のような5弁の花に再会できたので、図鑑で調べてみたところ、ミヤマカタバミやカントウミヤマカタバミに似ているのだが、花弁が細長くどことなく違う。しかし葉は両者と同じ逆三角形の3枚組タイプである。上水堤でよく見かけるムラサキカタバやイモミカタバミの葉はハート型の3枚組だ。

再会できたのに…名前が特定できず頭を悩ましていたところ、インターネットのオキザリス図鑑で、園芸種の「緑の舞」ではないかと。ほっそりした花弁を翻して咲いている姿はその名にぴったりで、増加していた。

花弁の付け根部分も淡い緑色がかっている。付近の人が移植したか、近隣から種が飛んできたのだろう。カタバミの仲間は莢果をパチンと爆かせて種を飛ばす習性がある。

オキザリスはカタバミ科カタバミ属の球根性植物で南アメリカやアフリカなど熱帯を中心に850種ほどが知られており、地下茎から長い葉柄と花柄を伸ばして3〜4月から秋にかけて次々に開花するが、花が愛らしく育てやすいので園芸種も数知れないくらい多いそうだ。
花 期
春 3〜5月 夏 6〜8月 秋 9〜11月 冬 12〜2月

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