マルバウツギ (ゆきのした科) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ゴールデンウィークの前後から、玉川上水の水路際で白い小花がこぼれ咲いているのが目に染みる。卯の花とも称されるウツギ(空木)の仲間で、ウツギよりもひと足早く開花している。 枝先に円錐形の花序を出し、散房状につけている花の直径は15〜20ミリぐらいだが、5枚の花弁を星型に開き、黄橙色の花芯部分が目立って華やいで見える。 対生している卵円形の葉がウツギ本種より大きく丸いことから、丸葉空木と名付けられている。その葉の縁には鋸歯があり両面に星状毛が密生しているのも特徴だ。 ウツギの花は俯きかげんに咲くのに対して、マルバウツギは上向きに咲く。 日当たりのいい山地に生える落葉低木で、直径3ミリぐらいの刮ハから発芽したのか、水路際には若木が多い。 晩春から初夏にかけて花の端境期に咲くので、ことさら印象に残り清楚な美しさに散策の足も弾んでくる。 |
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