コアジサイ (ゆきのした科) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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梅雨入りの頃、久右衛門橋下流50メートルほどの水路際に咲いていたので、最初は何の花だか分らなかった。 アジサイ系統の葉をつけた小木の頂部に、淡い青紫色の小花を群がり咲かせているのだが、近づくことが難しく通り過ぎようとしたものの、試しにカメラのズームを最大限にして撮ってみたら、かろうじて花や葉の特徴が! 対生した卵形の葉の縁には鋭い鋸歯があり、花はガクアジサイに似ているが、星くずを散りばめたような繊細な花の周りに装飾花がない。野草観察グループに確かめてみたところ、コアジサイとのこと。 ユキノシタ科の落葉低木で、本州の関東以西、四国、九州の丘陵帯から山地帯下部の湿った林地に普通に見られるそうだが、玉川上水堤ではあまり見かけない。 図鑑によるとコアジサイは両性花で、白または薄い青紫色の極小の5弁の花びらに、長い雄蕊と雌蕊が付いた米粒くらいの花を散房状に群がりつけ、秋には直径2ミリくらいの球形の実を結ぶそうだ。 葉の長さは4〜8センチ、幅3〜5センチで葉の表面は濃緑色、葉裏は淡い緑色。両面とも葉脈がはっきりとして産毛がある。 |
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