キンモクセイ (もくせい科) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||
10月半ばにさしかかると、何処からともなく甘い香りが漂って来てその在り処を知らせてくれるキンモクセイ(金木犀)。 キンモクセイは中国南部の桂林地方原産のモクセイ科の常緑小高木で、中国語では”桂”は木犀のことを指し、『桂林』の地名もこのモクセイの木がたくさんあることに由来するとか。江戸時代初期に渡来して主に庭木として愛されてきた。 白い花をつける銀木犀が本種で金色の方は変種という説もあるが、付近で見かけるのは華やかで芳香の強い金木犀が圧倒的に多い。 雌株しかないので実生による繁殖がなく、上水堤で金木犀がみられないのだろう。挿し木接木でも若木のうちは花をつけにくく、また空気が汚染しても花を咲かせないという。身近な樹木としてリストに。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||
|