キバナホウチャクソウ (ゆり科)


4月半ばの開花時期に撮影しておきながら、リストに加えるのが延び延びになってしまったキバナホウチャクソウ。

図鑑によるとユリ科チゴユリ属で、同時期に咲くホウチャクソウ(宝鐸草)と花も葉の姿も全く同じで、優美で神秘的な風情に惹きつけられた。

上水でも自生している宝鐸草の黄花種らしいが、園芸用として原産地の朝鮮半島か中国から渡来。耐寒性の多年草で、久右衛門橋下流左岸の堤に近年移植されたようだ。

自生していない野草や園芸種を移植するのは疑問があるが、市街地に隣接し、時代とともに推移していくのが“自然”とする考え方もあり、見守るしかないのが現状かも。

草丈は40〜50センチ、笹の葉を広く大きくしたような形の葉脈のはっきりとした葉もふくよかで瑞々しい。

花は俯いて開花し、風鐸に似た筒型花弁の先を少しだけ開く。筒の長さは3〜4センチ、別名キバナアマドコロ、あるいはコガネホウチャクソウ。
花 期
春 3〜5月 夏 6〜8月 秋 9〜11月 冬 12〜2月

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