カタバミ (かたばみ科) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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この『玉川上水草樹の花』シリーズの総目次を点検してカタバミが落ちこぼれているのに気がついた。 そこらじゅうにある雑草の代表的なカタバミだが、上水堤ではそれほど多くない。春から秋にかけてフェンス際で遠慮がちに生息しているように見える。 3枚のハートの尖った先が合わさった葉は、雨が降ったり夜になると閉じる。その閉じた葉が半分食べられてしまったように見えることから片喰と名づけられたという。葉が赤紫色の種はアカカタバミとのこと。 地面に這った細い茎先に直径1〜1.5センチぐらいの黄色の5弁花を次々に咲かせている。 葉や茎に蓚酸(しゅうさん)を含み酸味があることから、漢方では酢漿草(サクショウソウ)という生薬名で呼ばれ、その絞り汁は虫さされに効果があるそうだ。和名も酢漿草と書いてある図鑑も。 匍匐枝を出して周囲に伸びたり,根が鱗茎のようになっている上にロケット型の莢果がパッチンと弾けて、種子を飛ばすので、草引きをさぼると一面に繁殖してしまう。夏休みに炎天下でカタバミ退治に手を焼かせられたので夏の花の印象が強い。 |
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