カラスノエンドウ (まめ科) | |||||||||||||||||||||||||||||
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春が本番を迎える頃、上水土手で競って伸びてきたヌカキビ、カゼクサ、アキカラマツなど周囲の野草に、カラスノエンドウ(烏の豌豆)が葉の先端から巻きひげを伸ばしてからみついている。 葉の脇で長さ1センチ程の花が2個から3個、紅紫色をして咲いている。よく見ると思いのほか可憐で美しい。 花が終わるとサヤエンドウを小さくしたような姿で、長さは3センチ前後に豆果となり、やがて黒色に変色して枯れる。その色からカラスという名が付いたのではないかと言われている。 この野草の葉の先端部は矢羽根状になって、いく分くぼんで見えることからヤハズエンドウという別名もある。 豆果はかっての時代、原っぱでのままごと遊びの材料に格好であったが、昨今は見向きもされないだろう。 似たような種類にスズメノエンドウもあるが、この方は名の通り草丈も花も小ぶりだが、上水土手では見られない。 |
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