カンスゲ (かやつりぐさ科) | |||||||||||||||||||||||||||||
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小松橋から上流にかけて新堀用水際に、纏に似た小さな穂を立てている草株が目に付いた。剣先のような細い葉が反り返って密生しており、その根元から幾本もの小穂が伸びている。 冬でも青々とした艶のある葉を茂らせているので、カンスゲ(寒菅)と呼ばれている。 大きな株では10〜20本もの小穂を翻しており、纏祭りのような趣だ。巧妙にできているなあと感心してしまう。 同じカヤツリグサ科で林地の樹下に株を作るオクノカンスゲ、ミヤマカンスゲがあって判別が難しいが、葉の幅は4〜7ミリ、その断面はゆるやかなV字型あるいは凹型で、三脈が認められない点と硬くて光沢がある点が両者とカンスゲの相違点とのこと。 |
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