カキドオシ (しそ科)

春、やや紅色を帯びた淡紫色の小さな花を咲かせながら、茎は初めは真っ直ぐに伸び、やがて蔓となり地表を這って時には長さが1メートルにもなることがある。

この蔓が垣根の下を通り抜けるのでカキドオシ(籬通し)の名前が付けられたという。

地面を覆っている緑の中で5ミリほどの唇形の花は、内側に淡紫色の斑点があり印象的である。葉は縁に粗い鋸歯のある丸みをおびた腎形で、揉むと芳香がある。

直立した茎にいくつか咲いて、一面に陽を浴びている姿は、その周辺に足を踏み入れるのを躊躇わせるだけのかわいさを持っている春の花の一つだ。

このカキドオシは俗に、カントリソウとか、カンキリグサと呼ばれている薬草でもあり、茎や葉を煎じて飲ませると、疳の虫を治すのに効果があるとのことで、疳取草、疳切草の別名も。

また、葉の形がお金のようで茎で連なっていることから連銭草(れんせんそう)とも呼ばれる。

古くからカキドオシ茶は健康茶としても愛用されている。

花 期
春 3〜5月 夏 6〜8月 秋 9〜11月 冬 12〜2月
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