イロハモミジ (かえで科) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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紅葉焚くけむりの上に散る紅葉 長谷川秋子 街紅葉村紅葉見て山紅葉 嶋田摩耶子 |
ケヤキやコナラ、クヌギ類が多い武蔵野の紅葉はお色気に乏しいと言われるが、上水堤でも晩秋から初冬にかけてイロハモミジやヤマモミジが燃えるように紅葉し、楽しませてくれる。 それらは新緑も素晴らしい。カエデ仲間の中でも代表的なヤマモミジとイロハモミジの見分け方を図鑑やネットで検索しても判然としないが、ヤマモミジはイロハモミジの変種とされ、やや葉が大きいそうだ。 新緑が色濃くなってくると、茂った葉の間から竹トンボにそっくな実を覗かせているのはよく見かけるのだが、やっと花に出会うことができた。 ズームで拡大してみると傘の骨のように広げた花序の先に、ダークレッドの4〜5枚の萼片から長い蕊を突き出し、花びらも認められるが、直径は5ミリ前後。図鑑によると雌雄の花を混在してつけているとのこと。ユラユラ揺れて写真に撮りにくくて参った。 蛙の手に似ていることからカエルデ→カエデに変じた楓の仲間で、葉の切れ込みの深いのを園芸界ではモミジ、切れ込みの浅いのをカエデと通称しているとか。 古くから和歌俳句、童謡唱歌にも歌われ親しまれてきたカエデ・モミジだが花についての詳細には触れられてないのは、目立たない故なのか…。イロハモミジの名称は7〜9片に深く裂けている葉をイロハニ…と数えたことからだという。和名は伊呂波紅葉。 |
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