イヌホウズキ (なす科) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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夏から秋口にかけて足元に気をつけて歩いていると、上水堤のはじっこでイヌホウズキ(犬酸漿(ほうずき)に出会う。 葉は互生して長さ3〜10センチの広卵形で、縁に波型の鋸歯がある。茎の途中から細い花茎を出し、その頂上に花冠が5つに裂けた白い花を数個つけている。 ホウズキやナスの花に姿形は似ているが、それらに比べて小さく役に立たない酸漿(ほうずき)ということでイヌホウズキと呼ばれる。 球形の果実は濃緑色から熟するにつれ黒に変化する。 地球上の熱帯から暖帯に広く分布しており、日本には史前のはるか昔に渡来したと伝えられる。 野の花にイヌが付くと役に立たないのが通例で、別名もバカナス。食べられないなす科の植物とされているが、漢方では乾燥させて解熱剤や利尿剤として用いられている。 昭和年代に渡来したアメリカイヌホウズキとも良く似ているが、アメリカ原産は花が紫がかっている。 |
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