イチイ (いちい科) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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花期は春、雌花はまだ撮影できてません。 |
一位橋の名の由来は、この橋の両岸に50本ぐらいずつイチイの木が植わり、並木になっていたことによるそうだ。近年は殆どが枯死しており、花も実もつけるとは考えもしなかった。 ところが、今年2008年の晩秋、一位橋下流右岸の一本に赤い小さな実が4〜5個ついているのを発見!全く期待していなかっただけに、その老木に向かって「やるじゃん!」と、声を。 イチイは常緑針葉樹で北海道から九州にかけて山地に自生するそうだが、特に東北や北海道などの寒冷地帯ではオンコと呼ばれて群生。小平付近でイチイが群生するとは考えられないので、誰かの手によって植えられたらしいが、誰がいつ頃植えたかは謎のままに。 イチイは雌雄異木。その実をつけた瀕死のイチイは雌の木だが、翌春3月下旬に一位橋下流で雄花だけ発見できた。 ルビー色の実の直径は1.5センチくらい。ソロバンの玉状で中心部に黒い種があり、実は甘く食べられるが種には有毒のアルカロイドが含まれ、誤って飲み込むと中毒を起こし、量によって痙攣や呼吸困難で死亡することも。 木材としては年輪緻密で狂いが生じにくく加工しやすい。光沢があって美しいので工芸品や机の天板、天井板、鉛筆材など用途は広い。仁徳天皇の代、高官が用いる笏がこの木で作られたことがイチイ(一位)の由来。別名はアララギ。 |
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